1991年の夏。
BOROは難病患者である綾佳ちゃんと出逢う。
話を聞くと“綾佳ちゃんは、BOROと同じ伊丹市内に住んでいるとのこと。
そして、そのご両親から『綾佳の生きた証になる歌を作って欲しい』と頼まれた。
この出会いが、『AYAKA基金』の始まりだった。
(つづく)
綾佳ちゃんとの出逢い by BORO
そんな出来事から綾佳ちゃんとの交流が始まった。
BOROの家での「たこやきパーティー」
綾佳ちゃんの授業参観
みんなでキャンプにも行った。
やがて、“綾佳ちゃんの歌”が何曲も出来上がり、その中で綾佳ちゃんが一番好きな曲『AYAKA MY LOVE』を、CDアルバム「慈愛」の中にレコーディング。
その印税の全てを難病克服のために使ってもらおうと考えた。
(つづく)
そのうち、今まで知らなかった事が、わかり始めてきた。
筋ジスは病気の原因も治療法も解らず、それを研究している医師も少なく、その研究には莫大なお金が必要であること。
BOROは医者ではない。しかし、歌を歌って募金活動やメッセージを伝えることはできる。
そんな思いが日に日に強くなり、93年6月、多くの善意の方々に支えられ、『AYAKA基金』は設立された。
(つづく)